第7回 開発に止まり無し
前回(第6回)コロナ止めスタンドの話をした。 コロナ止めスタンド開発には止まりは無い。現在もまだまだ継続中! もちろんコミーのミラー開発にも止まりは無い。 今回はコミーの商品、スーパーオーバルについて話をしたい。 スーパーオーバルはコミーの看板商品のひとつ。 身近なコンビニをはじめとする店舗に多数採用されている。 ここまで来るのになんと30 年以上 の長い歴史がある。 1979年、丸ミラーを発売した。だが大手コンビニへの売り込みを決めたときに他社との差別化が必要だと思った。 それから「究極のショップミラーはどんな形か?」を考え続けた。 1988年、試行錯誤の末に当時の問題点をすべてクリアした楕円型の「オーバルミラー」が誕生し、ベストセラーとなった。 その後、知人からスーパー楕円という特殊な楕円の存在を教わり、この形に大きな魅力を感じた。 スーパー楕円とは『遊びの博物誌』(朝日新聞社 坂根巌夫著)によると 「デンマークの物理学者で詩人でもあったピート・ハインが、都市空間の難問を解くために導き出した、純粋に数学的なかたちなのである。」とのこと。 この形は各国のデザイナーが取り入れ、テーブルやランプシェードにも使われている。 「いつかスーパー楕円のミラーを作りたい」という想いは強かったが、構造上の問題があり、すぐにスーパー楕円をミラーで再現するのは難しかった。 しかし、その後も他のミラーを開発していくなかで様々な問題を解決し、あらゆる形のミラーを作れる可能性が広がった。 そして2009年、ようやくスーパー楕円型のミラーを作ることに成功。商品名を「スーパーオーバル」と名付けた。従来の商品にあった裏面のベニヤ板も無くなり軽量化に成功した。また、ミラーのフチゴムが無く、室内のインテリアに溶け込むと好評だ。 コミーミラーの丸型から楕円、楕円からスーパー楕円への変遷は以下の通り。 コンビニには当初、丸ミラーを採用してもらっていたが、オーバルミラーを開発したらオーバルミラーを、スーパーオーバルを開発したらスーパーオーバルを採用してくれた。 このようにしてコンビニの成長とともに、コミーも成長することができた。 スーパー楕円との‟出会いの喜び”、スーパー楕円でミラーを作ったという‟創造の喜び”、ユーザーがずっと商品を使ってくれるという‟信頼の喜び”を味わうことができたというわけだ。 そして今も、世界中がびっくりする不思議なミラーを開発中である。乞うご期待! 次回(第8回)更新は2021年3月3日(水)を予定しています。
コミーをもっと知るにはHPをご覧ください。 https://www.komy.jp
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