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第21回 コロナ禍での防災対策

9月1日は防災の日である。1923年同日に起きた関東大震災に由来している。


コミーは独自に防災の日(3ヶ月に1日、年4回)を定め、社員の防災意識を高めている。

Komy Short Story Vol.2(2018年発行)より『防災物語』を以下に引用する。


ライフラインはOK か? まずは命を守ること

災害が起きても自分と周りの人を守れるように、日ごろから準備し、訓練や

備蓄をしている。


本社のある川口市並木は、近くを流れる荒川が洪水になってしまったら3.0m

以上の浸水の可能性がある地域で、また首都直下型地震時の想定震度は震度6 強

で、大きな被害が想定される地域だ。

しかし例え災害にあったとしても、早く復旧して業務を続け、コミーの商品を

国内、海外のお客様に安定供給することができるように、日頃から考えている。


 3ヶ月に1回、防災の日を設け、社員全員で備蓄食を昼食として食べ、避難訓

練や消火器訓練、消防局から救急救命法を学んだり、過去に災害に遭った方に話

を聞くなどして、防災について学ぶ時間を取っている。


 備蓄食は、以前は被災した時に口に入ればなんでもいいと考えていた。しかし

災害時の食事に詳しい奥田和子さん(※)に「災害直後は封を切っただけですぐに食べ

られる災害食を。少し落ち着いたら、栄養バランスがとれ、量の満足が得られる

備蓄食を」とアドバイスをもらい、健康も考えた食事を備えるようにしている(災

害食3 日分、備蓄食4 日分、計7 日分備蓄)。


 近年は大規模な天災が続き、国内でも想定外の被害もあり、さらに防災の意識

を高めていきたい。


  ※奥田和子さん…甲南女子大学名誉教授で日本災害食学会顧問



ただ、昨年、今年と新型コロナウイルス感染症予防のため、避難訓練、消火器訓練、AED講習会を中止した。

代わりに社内のネットワーク等で防災に関する動画を視聴するなどしている。


防災の日の昼食は災害食(コミーでは防災食と呼んでいる)・備蓄食を取ることを継続している。


6月の防災の日には、防災担当は手洗い消毒をしたうえで手袋を着用し調理準備を行った。


今年の6月に備蓄食を食べました。

最近は国内・海外のお客様からBCP(事業継続計画)の提出を求められることも多くなった。そこで、これまでコミーで継続してきた複数のリスク対策を元に、新たにBCPを和文・英文で作成した。


天災の頻度が増えている。コミーでは地球環境問題の勉強会を開いたり、コミーの将来のあるべき姿を考えるための定期的な時間を増やし、コミーの防災対策のレベルアップを図りたい。


次回(第22回)更新は2021年9月15日(水)を予定しています。


コミーをもっと知るにはHPをご覧ください。




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