なぜ箸事業をやっているのでしょうか?とよく聞かれる。
本業のミラーとは一見全く関係がないからだ。
箸が面白いと思う理由は2つある。
①箸自体は常々面白いと思っていた。
看板書きをやっていたこともあって指の動きは常に意識していた。
看板書きは筆一本で金が稼げることが分かった。
箸は二本の棒というシンプルな道具だが美しく持つには五本の指をすべて使う。
さらに、他の道具ではできないような片手で食べ物を引き裂くことも出来る。
鳥のくちばしと非常に似た動きをしており動物学の観点からも興味深い。鳥の場合はくちばしに摩擦があり、獲物を逃がさない工夫があるが、箸に摩擦をつけてみたら・・?
先端に滑り止めを付けた大きな箸を使った「手長箸」をつくった。
この手長箸をフィンランド大使夫妻と通訳の前で使って見せた所、ビックリしている写真が撮れた。
また、普通の箸の先端に滑り止めを付けたら何か面白いことができないかと考え開発されたのが「箸ピー」「箸リン」ゲームである。
②世界の人と共通の話題がつくれるという点からも箸は面白いと思っている。
例えば、冒険家の大場満郎さんのグループに箸ピーを持って行ってもらったところ、初めて箸を見たイヌイットの子どもたちが、箸ピーゲームで大変楽しんでいた。
箸を通じて出会いが始まり、またその出会いも深まっている。箸ゲームをやっているうちに友達になれる。
創業時は‟筆一本”で飯が食えたが、これからは‟二本の箸”で飯を食っていこうと思う。
詳しくは、コミーで出版した新刊「箸のはなしを聞いてくれ」を読んでいただければと思います。→購入先はこちら(Amazonのページに移動します)
次回更新は2020年12月16(水)を予定しています。
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